8237 松屋 超絶決算 & 株価底打ち反転へ

8237 松屋のポイント

①業績絶好調(大幅上方修正)

②チャートは底打ちから反転局面へ

目次

8237 松屋の基本情報 

8237 松屋は1869年創業の老舗百貨店です。銀座本店と浅草店の2店で地方での知名度は高くありませんが、名門百貨店として関東に君臨しています。業績面ではコロナ禍で赤字に転落していたものの、前期に黒字転換を達成して、今期は黒字幅を拡大しています。下期以降もインバウンドなどによる更なる回復が見込まれます。

株価は決算当日まで下げてきて、直近1年の安値圏まできています。ファンダメンタルズ的にもテクニカル的にも買いやすい価格帯ですので、今回の決算発表後の反騰となれば、十分なキャピタルゲインを狙える銘柄だと思います。

【URL】https://www.matsuya.com/corp/

【決算】2月

【特色】呉服店発祥の名門百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。独自路線維持。子会社で飲食店運営も

【業種】百貨店 時価総額順位 7/10社

【最新】2024年10月12日中間決算内容

10月12日の引け後に発表された中間決算内容です。

経常利益が従来の1,000百万円から1,700万円と大幅に上方修正されました。中間で900百万円ですので、当初予定の9割を既に達成したことになります。下期も更なる経常利益の上積みに期待したいところです。

また、松屋の業績について記載された株探ニュースには、「24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終利益は前年同期比71.8%減の10.8億円に大きく落ち込んだ。」とあり、一見、業績悪化を思わせる文言が書かれていてドキッとさせられましたが、これについての心配の必要はありません。

損益計算書に記載のあるとおり、前期は「固定資産売却益」で特別利益が5,241百万円発生していました。これはあくまで営業外のイレギュラーな利益です。今期はその利益分がないので、純利益の項目では大幅に下落というかたちになりますが、営業利益にも経常利益にも影響はしません。本業は至って順調です。

2024 年 2 月期通期業績予想数値の修正(2023 年 3 月 1 日~2024 年 2 月 29 日)

2024年2月期第2四半期の連結業績(2023年3月1日~2023年8月31日)

<百貨店業>
百貨店業の銀座店では、中期経営計画の諸施策の下、当第2四半期におきましては、2022 年に実施いたしました1階化粧品売場をはじめとした改装等で収益力の向上を目指しつつ、さらなる顧客基盤の拡大と深耕に注力してまいりました。
また、7月には全館にて「Feel Hawaii In Ginza」を開催いたしました。昨年に引き続き、今回もハワイのライフスタイルが体感できる様々な商品の提案やイベントを開催したことで、各方面で大きな話題となりました。
一方、免税売上高におきましては、円安の進行によりラグジュアリーブランドの靴やバッグ、時計、宝飾等が全体を牽引し、新型コロナウイルス感染症の拡大前となる 2019 年度の売上を上回る伸びを示しました。
当社の強みとなるコンテンツ事業では、「SPY×FAMILY 展」を開催する等、独自性と話題性のある企画によって集客力を高め、売上の向上に努めてまいりました。浅草店におきましては、入居する商業施設「EKIMISE」との相乗効果の発揮に取り組み、施設内を買い廻るお客様の需要を取り込むプロモーションの強化や、お客様への積極的な商品提案やお
もてなしを強化する等、業績の向上に尽力してまいりました。
以上の結果、百貨店業の売上高は 16,176 百万円と前年同四半期に比べ 4,048 百万円(+33.4%)の増収となり、営業利益は 887 百万円と前年同四半期に比べ 1,723 百万円の増益となりました。

<飲食業>
飲食業の㈱アターブル松屋におきましては、婚礼宴会部門において婚礼組数の獲得に取り組んだ結果、主に「東京大神宮マツヤサロン」の売上が拡大したものの、前年に新型コロナウイルス感染症による自宅療養者への食糧支援事業を東京都から受託したことの影響により、売上高は減収となりました。また、営業費用の圧縮に取り組んだ結果、営業損失は改善いたしました。
以上の結果、飲食業の売上高は 1,633 百万円と前年同四半期に比べ 136 百万円(△7.7%)の減収となり、営業損失は 20 百万円と前年同四半期に比べ 43 百万円の改善となりました。


<ビル総合サービス及び広告業>
ビル総合サービス及び広告業の㈱シービーケーにおきましては、建装部門において大型受注が減少したことの影響により、売上高、営業利益とも前年を下回りました。
以上の結果、ビル総合サービス及び広告業の売上高は 2,079 百万円と前年同四半期に比べ 210百万円(△9.2%)の減収となり、営業損失は 43 百万円と前年同四半期に比べ 54 百万円の減益となりました。

第2四半期 損益計算書

四季報コメント

2023年秋号の四季報コメントです。

【独自増額】銀座店軸に国内客の旺盛な需要が続く。高級ブランド品、時計・宝飾が好調。円安を背景に訪日客消費が想定超。飲食事業が採算良化、人件費増をこなし営業益増益。不動産売却特益剥奪。増配。

【外商】外商のキャリア採用進め、24年度の外商売上構成比22%(19年度17%)目標。銀あ店の開店時間のみ1時間ずらし、一部時間帯で接客人員増、サービス向上に。

増配発表されました!

2023年2月期の配当金は復配して、年間「2.5円」でした。配当利回り「0.23%」でしたので、株価に対して高いとはいえませんが、復配したことに大きな意味がありました。

2024年2月期の配当金は、「5円」と増配発表されていましたが、今回のIRでさらに修正されて、2.5円増配で年間「7.5円」となります。株価に対して「2.5円」は微々たるものかもしれませんが、株主還元にしっかり取り組んでくれる企業は応援したくなります。

株価チャートの推移

売られすぎ局面、巻き返しムード台頭

松屋の株価チャートは8月につけた1,200円から下降トレンドになり、2カ月で900円台まできました。25日移動平均線との乖離率はマイナス10.55%です。75日移動平均線との乖離率はマイナス15.70%です。特に悪材料が何かでたわけでもなく、地合いに巻き込まれたかたちで、陰線を連発してきました。

チャートだけ見ると、まだまだ下を掘りそうな怖さがありますが、わたしは今日つけた安値「902円」が大底となって、明日からいよいよ反騰していくと予想しています。理由は至ってシンプルで絵的に底値だからです。昨日の10月11日に前場で946円をつけましたが、売り圧力に押されて下影陰線になりました。そして、決算発表当日の今日も売り優勢の展開が続いて900円台という直近の安値圏が終値でした。10月3日4日で100円近く下げて、6日連続で900円台の前半で停滞しているので、下げ止まりと見ていいと思います。また、今日の板を見ている限りでは、決算前に上げたくない(安く仕込みたい)勢力が相場を冷ましていたように見えました。

その勢力は今回の好決算を見越して、できるだけ安く仕込みたい、あるいはチャートを変に荒らされたくなかったのだと思います。逆にいうと、抑え込みが長く強かった分、反発したときのエネルギーも大きいのではと思います。来週1週間で1,000円までは値を戻すのではないでしょうか。

需給データの確認

信用倍率

10月6日時点で信用倍率は「28.73」です。ここ1カ月は毎週のように買残が積み上がっている状態なので、買い方にとってはやや気がかりではあります。信用買いは個人投資家がレバレッジを掛けたいときに、お金を借りてする株式を買う行動ですので、短期で株価が急落した銘柄(特に人気銘柄)は必然的に信用買残が増える傾向にあります。

買残は将来の売り圧力になるので、少ないに越したことはないです。しかし、買い残が多いからといって株価が上がらないわけでもありません。指標が割安だったり、配当利回りが高かったり、大きな材料がでたり、チャートが上昇トレンドだったりと何かしらの理由がある場合は、信用倍率に関係なく上がることも株式相場ではよくあります。

機関の空売り残高情報

松屋の機関による空売りは10月12日時点では「0」です。いずれの機関も7月から9月にかけて、空売り残高を減らして、撤退しています。空売り機関としては、9/21につけた安値1,003円あたりが底値とみていて、それ以上の空売りは旨味がないと判断したのだと思われます。

*あくまでわたしの私見によるものですので、株の売買は自己責任でお願いいたします

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この記事を書いた人

fanda-kozoのアバター fanda-kozo 運営者

日本株に投資をはじめて10年経ちます。元々は上場企業の管理部門で働いていました。今は投資は趣味です。FP2級を保有しています。ラジオ日経の株番組を聞くのが日課です。

基本的な投資スタンスは短中期でキャピタルゲイン狙いです。ファンダメンタルズ分析は守りで使い、チャート分析は攻めで使っています。得意分野はボロ株含む100円以下の小型株ですが、中型株にも手を出します。決算の持ち越しはギャンブルと思いつつも、自信のある銘柄は持ち越すこともあります。

このブログでは、日本個別株に絞って、おすすめ銘柄の紹介や分析に関する情報発信をしています。株をはじめた方にとっても、わかりやすく役に立つ情報になるよう心掛けてまいります。

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