今回は2004年の本命テーマ株の1つパリオリンピック関連銘柄をご紹介したいと思います。
パリオリンピック関連の11銘柄
7月26日から8月11日にパリオリンピックが開催されます。
世界的なイベントは必ず開催前後でニュースになります。
その暴騰チャンスを狙いうちして、キャピタルゲインをとりましょう!
コード | 8022 | 7936 | 7906 | 8114 | 8111 | 8135 | 8281 | 3028 | 4839 | 4751 | 3030 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
銘柄名 | ミズノ | アシックス | ヨネックス | デサント | ゴールドウィン | ゼット | ゼビオ | アルペン | WOWOW | サイバーエージェント | ハブ |
株価 (2/9) | 5,060 | 4,780 | 1,184 | 3,180 | 9,068 | 310 | 995 | 1,969 | 1,131 | 1,010 | 716 |
決算期 | 3月 | 12月 | 3月 | 3月 | 3月 | 3月 | 3月 | 6月 | 3月 | 9月 | 2月 |
上場 | 東証P | 東証P | 東証S | 東証P | 東証P | 東証S | 東証P | 東証P | 東証P | 東証P | 東証S |
業種 | その他製品 | その他製品 | その他製品 | 繊維製品 | 繊維製品 | 卸売 | 小売 | 小売 | 情報・通信 | サービス | 小売 |
配当 | 120 | 60 | 14 | 44 | 115 | 8 | 30 | 50 | 30 | 15 | 5 |
配当利回り(2/9) | 1.57% | 1.26% | 1.18% | 1.38% | 1.27% | 2.58% | 3.02% | 2.54% | 2.65% | 1.49% | 0.7% |
PER | 10.34 | 31.85 | 12 | 19.21 | 16.97 | 9.34 | 12.76 | 19.97 | 45.6 | 63.92 | 40.91 |
PBR | 0.84 | 4.19 | 1.78 | 2.26 | 4.8 | 0.46 | 0.36 | 0.66 | 0.48 | 3.54 | 3.75 |
賃借倍率(2/6) | 67.84 | 5.83 | 5.77 | 3.24 | 6.55 | – | 30.21 | 0.83 | 2.51 | 4.65 | 67.21 |
業績 | 最高益 | 連続最高益 | 最高益 | 連続最高益 | 最高益更新 | 上振れ | 一転減益 | 下振れ | 大幅減益 | 反発 | 黒字化 |
関連の代表競技 | ゴルフ、サッカー、バスケ | ランニング、バスケ | バドミントン、テニス | ゴルフ | ラグビー | サッカー、卓球、水泳、ゴルフ | ゴルフ、バスケ、各種スポーツ用品 | ゴルフ、各種スポーツ用品 | ブレイキン、テニス | サッカー | サッカー、ラグビー、バスケ |
値上がり予想 |
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パリオリンピック関連銘柄
8022 ミズノ
スポーツ用品専業の大手企業です。野球、ゴルフをはじめとした各種競技用の製品を幅広く展開しています。海外事業を拡大中です。
ゴルフ:8/1~4、7~10 ※メダル確定日(8/4、10)
ミズノ株は関連競技が幅広い分、オリンピック期間全体で値上がりするチャンスがありますね
2/9にストップ高してしまいました
値上がり予想「◎」の理由
PER、PBRがともに割安の水準です。特にPBRは0.84倍ですので、東証からのPBR1倍割れ改善要請の対象になっていますから、自社株買いや増配などが発表される可能性もあります(そうこう言っているうちに、2/8の決算で上方修正、大幅増配の発表があり、2/9にストップ高しています)。
それでいて、業績は「最高益」と絶好調で、配当利回りも1.5倍程度にはあります。チャートも上値余地は十分にありますから、オリンピック開催までの間にキャピタルゲインを得やすいと思われます。24年3月期の通期決算と25年度の業績予想が発表されるのが、5月中旬前後ですので、その前に業績相場として株価が大きく動く可能性もあります。
懸念点としては、賃借倍率が多いので、一気に10%以上の株価暴騰はあまり期待しないほうがいいと思います。信用買い残の利確売りを吸収しながら、少しずつ上昇していくと思って辛抱強くホールドが基本戦略でしょう。逆に下値は限定的で3600円を割る可能性は低いので押し目には、ニーサで買うのもありです。
パリオリンピック関連銘柄として本格的に注目されるのは5月~6月頃でしょうか。ミズノはゴルフを中心とする幅広いスポーツ用品の製造を行っているので、オリンピック期間全体に暴騰のチャンスがあります。
チャート
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7936 アシックス
ランニングを核とするスポーツシューズの大手メーカーです。日本、ヨーロッパ、アメリカが中心ですが、中国への販売も増加中です。海外の売上は8割となっていて海外比重大きめです。
マラソン:8/10~11 ※メダル確定日(8/10~11)
競歩:8/1、7 ※メダル確定日(8/1、7)
バレー:7/27~8/11 ※メダル確定日(8/9~11)
アシックス株はマラソンなどのスポーツシューズに広く関わりがあるので、値上がりチャンスも多そうですね
業績が好調で増配、自社株買いもあって株価下支えの安心感があります
値上がり予想「◎」の理由
業績面が絶好調で、連続最高益が見込まれています。ランニング靴が世界的に売れていて、中華圏や東南・南アジアの売上構成が2割まで上昇しています。全体の海外比重が8割と高いため、円安効果も追い風になっています。オリンピックが含まれる24年12月期の業績も好調が続きそうですので、株価の極端な下落局面は考えにくいです。
配当の増額も予定されています。配当利回りこそ、1.31%とそれほど高くはありませんが、26年の総還元性向5割をかかげており、株主還元にも力を入れているため、火が付けば株価も上昇していくと思われます。
そうこう言っている間に、2/9の本決算で3期連続最高益、前期配当5円の増配、400万株の自社株買いが発表されました。(ただし、四半期ベースでは3Qと比べて減益となっているので短期では株価の調整もありえます)
一方で、PER、PBRは比較的割高の水準にあるため、指標の割安銘柄を狙っている投資家の方にとっては手を出しにくい面があると思います。しかし、チャートは昨年の10月から調整局面を経て、上昇の気運がでてきているので、パリオリンピック銘柄として注目されれば、前回の高値をブレイクして、6,000円を超えていく可能性は十分にあると思います。
また、アシックスは前回大会の東京オリンピックの際、関連銘柄として注目されて、開催の半年前に一時32%上昇した実績もありますから、大会中はもちろん、大会前にもキャピタルゲインを期待できる銘柄といえます。
チャート
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7906 ヨネックス
バドミントン用品世界大手の企業です。テニスが第2の柱。中国事業が急成長中です。
テニス:7/27~8/4 ※メダル確定日(8/2~4)
バドミントン:7/27~8/5 ※メダル確定日(8/2~5)
ヨネックス株の暴騰のチャンスは8月2日~5日にくるかな…
チャート的にはまだ様子見した方がよさそうですね
値上がり予想「◎」の理由
業績面では24年3月期で「最高益」が予想されています。主力製品のバドミントン用品が中国で販売が拡大していること、また、バドミントン人口の多い東南アジアやインドでも販売が好調に進んでいるからです。25年3月期も中国、アジアを中心にバドミントン用品の好調が見込まれています(そうこう言っている間に、2/8に3Q決算が発表されて、前年同期比の経常利益が74%増益となっています。)
また、PERやPBRといった株価指標においても、比較的割安です。
ただ、懸念材料としては、チャート形状が下降トレンドで推移している点があります。昨年末には1,650円をつけていましたが、それがダブルトップになり、1,100円台まで下がってきています。実際の下落要因としては、軽微と発表されてはいるものの、新潟の長岡にある工場が能登半島地震により影響を受けたことによる業績への懸念、また中国経済の先行き不透明感から中国関連株売りの流れに巻き込まれたといったことも考えられます。日経平均株価とは逆行するかたちで推移してきているので、インするタイミングが難しいです。
テニスこそ今回のパリ五輪でメダルを選手がいないので特需はないかもしれませんが、バドミントン競技によるメダル獲得の盛り上がりは必ず毎大会であるので、1,100円台で少しずつでも集めておくと、オリンピック開催の前後には大きな利が乗っている可能性も十分にありえます。
チャート
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8114 デサント
伊藤忠グループのスポーツウェア大手企業です。ゴルフやテニス向けの『ルコック』等の海外ブランドも展開していて、韓国に続き中国でも成長しています。中国の富裕層の間で大人気で、街着用途での購入も増えています。
ゴルフ:8/1~4、7~10 ※メダル確定日(8/4、10)
ゴルフの暴騰のチャンスは8月2日~8月5日にくるかな
チャートはだだ下がり中ですね・・・
値上がり予想「◎」の理由
業績は連続最高益の更新を見込んでいます。国内事業は利益率が上昇し、韓国も中国も販売が急拡大しています。25年度も中国市場が業績牽引をすると予想されています(そうこう言っている間に、2/5に3Q決算が発表され、前年同期比で11.7%の増益になりました)。
PERがやや割高で、配当利回りもそれほど高くないため、ファンダメンタルズでの株価の下支えがあまり期待できない面もありますが、株価は昨年11月末の4,500円台から3,300台まで値下がりして、チャートの調整は十分です。中国関連株への売り集中に巻き込まれたという、外部要因も無関係でないと思いますから、そろそろ底打ち反転局面がきてもおかしくはないでしょう。
『ルコック』ブランドのゴルフウェアが人気ですから、オリンピック関連株が注目されるころには、今の株価では買えなくなっているでしょう。安くなっているうちに少し集めておくといいかもしれません。
チャート
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8111 ゴールドウィン
衣料中心に海外のスポーツ・アウトドアブランドを国内展開している企業です。『ザ・ノース・フェイス』が主力ブランドです。また、ラグビー日本代表のユニフォームをサポートしているため、ラグビー関連銘柄でもあります。
ラグビー:7/24~30 ※メダル確定日(7/27、30)
ラグビーの試合が大会開始の前にはじまるから、ゴールドウィン株のフライング暴騰あるかも・・・
PERとPBRが割高の値がさ株なのでなかなか手が出せないですね
値上がり予想「△」の理由
24年3月期の業績は最高益更新が予想されていて、ザ・ノース・フェイスの製品が絶好調です。韓国ノース合弁も絶好調で、25年度も利益拡大が見込まれています。それに伴い、配当も115円と増配です(そうこう言っている間に、2/6に3Q決算が発表され、前年同期比で7.5%の増益となりました)。
ただ、個人投資家として見たときに心配なのは、PER、PBRなどの株価指標がやや割高なところです。PBRに至っては、5倍を超えているため、グロース株並みの水準です。また、単純に値嵩株という点も気になります。100株購入するのに、100万円の資金が必要になるので、最近株を始めた方々にとっても、なかなか手を出しにくいと思います。株価は人気投票でもあるので、出来高がないと暴騰につながらないという難しさもあります。
ラグビー日本代表のユニフォームをサポートしている数少ないラグビー関連銘柄として有名ですが、昨年のワールドカップでは思うような結果に結びつかず、ゴールドウィンの株価も伸び悩みました。パリオリンピックでもラグビー日本代表の躍進がなければ、暴騰は難しいと予想します。
チャート
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8135 ゼット
スポーツ用品卸の大手企業です。各地の小規模スポーツ店に販路をもっています。特に野球用品はゼットブランドの製品があり強みがあります。
サッカー:7/24~8/10 ※メダル確定日(8/8~10)
卓球:7/27~8/10 ※メダル確定日(8/3~4、9~10)
水泳:7/27~8/11 ※メダル確定日(8/10~11)
ゴルフ:8/1~4、7~10 ※メダル確定日(8/4、10)
野球があれば、値上がり本命銘柄だったのに・・・
NISAで買っても面白そうですね
値上がり予想「◎」の理由
2024年3月期の業績は上振れが予想されています。卸売りはサッカーや卓球が堅調に伸び、ジェンダーレス水着の増加でスイムの売上も拡大しています。ただ、昨今の製造原価の値上がりにより前年度と比べて、営業減益の見込みです(そうこう言っている間に、2/8に3Q決算が発表され、前年同期比で17%の減益となりました)。
ゼット株の強みは、株初心者の方でも手が出しやすい株価の値ごろ感です。300円前後ですので、100株を30,000円程度から購入可能です。また、PER、PBRも他のスポーツ関連株と比べて、際立った割安感があります。配当利回りも比較的高いので、業株価下支えの安心感があります。
そして、スポーツ用品の卸売り業ですので、幅広い競技に関わりがあります。サッカーや卓球の盛り上がりが、直接的なゼット株の上昇につながるかはわかりませんが、少なくともオリンピック関連銘柄として紹介されれば、出来高が少ない分、そのたびに株価が反応する可能性を秘めています。
さらに、オリンピックとは関係ないものの、野球関連銘柄であるので、春の選抜野球やプロ野球の開幕の時期になると株価が反応し、上昇していく傾向があります。押し目が来たときには少しずつでも集めておきたい銘柄です。
チャート
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8281 ゼビオHD
スポーツ用品店の大手です。大型店のスーパースポーツゼビオ、ヴィクトリアが主力店舗です。ゴルフの専門店も展開しています。
ゴルフ:8/1~4、7~10 ※メダル確定日(8/4、10)
ゼビオ株は全部のスポーツに関係ありそうだから本命銘柄かな
チャートも面白くなってきましたね
値上がり予想「◎」の理由
2024年3月期の業績は、増益予想から一転減益予想に代わっています。理由はゴルフ用品がコロナ特需の反動で売り上げが減ってしまったからのようです(そうこう言っている間に、2/9に3Qが発表され、前年同月比33%の減益となりました)。
ただ、来年度の業績はスポーツ用品、シューズの好調に加えて、ゴルフ用品も持ち直すと予想されています。もちろん、オリンピック特需がきて、一気に業績が上振れに向かう可能性も秘めています。
PER、PBRについても割安です。PBRは0.5倍を割っています。配当利回りも3%を上回っています。業績の不安と賃借倍率にやや不安が残りますが、5月の本決算頃に1000円前後で推移していれば、オリンピックに向けて楽しみな銘柄になると予想します。
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チャート
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3028 アルペン
スポーツ量販店大手です。スポーツデポ、ゴルフ店、アルペンが柱ですが、近年はアウトドア専門店が拡大しています。
ゴルフ:8/1~4、7~10 ※メダル確定日(8/4、10)
アルペン株もゴルフ中心に多くのスポーツに関係ありそう
ファンダメンタルズ的にはリスクは少なそうですね
値上がり予想「〇」の理由
2024年3月期はコロナ特需反動のキャンプ用品、ゴルフ用品が不振。また、前年の暖冬でアパレル在庫の処分なども重なり、下振れ予想になっています(そうこう言っている間に、2/7に2Qが発表され、従来予想の39.6億円を下回る23.2億円での着地で、前年同期比で32%減益に下方修正されています)。
この業績面だけで考えれば、値上がり予想もやや消極的にしようと思いましたが、逆に言えば、今年のパリオリンピッ特需で売上の急回復というシナリオもありえます。決算での株価が1,900円付近までこれば、中長期目線で買ってみても面白いのではないかと思います。
一方でファンダメンタルズはというと、良好です。PBRは0.66で配当利回り率も2.5%を超えています。年2回の優待もあります。需給も良くて、2/6時点では信用売残が信用買残を上回る、いわゆる売り長銘柄になっています。
チャートも決算を機に短期では下げていますが、75日線で下げ止まって推移していけば、夏に向けて再び上昇トレンドに入る可能性もあります。また、週足で見ても、1,850円が大底ですので、リスクを少なくして、オリンピック相場を楽しみたい方にはおすすめです。
チャート
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4839 WOWOW
日本初の民間放送衛星会社です。スポーツ、音楽、ドラマ自主制作に注力しています。テニスと
ブレイキン:8/9、10 ※メダル確定日(8/9~10)
テニス:7/27~8/4 ※メダル確定日(8/2~4)
新種目のブレイキンが盛り上がれば、独占放送のWOWOW株が暴騰の筆頭銘柄になりますね
月足チャートは悲惨ですが、日足チャートは面白そうです
値上がり予想「?」の理由
業績面では、2024年2月期も減益が予想されています。そうなれば、2020年度から4期連続での経常利益が減益になります。WOWOWの柱の有料放送は会員減少が止まらないことが要因のようです。たしかに、コンテンツもyoutubeやabemaなど無料放送でも視聴できる番組が多様化していますので、なかなかきびしい市場状況というのは素人でも理解できます。
チャートは今年に入って少しずつ戻してきましたが、長期で見ると、まだまだ大底圏です。前回の東京オリンピックの2021年には2,500円前後で推移していましたので、株価は半値以下です。業績面が増益に転じるまでは、本格的な株価回復はむずかしいように思われます。
ただ、ファンダメンタルズでは、PERは割高ですが、PBRも配当利回りも決して悪くはありません。
パリオリンピックに関して言えば、新種目のブレイキン(ブレイクダンス)がWOWOWの独占放送です。ダンスブームの波に乗って、競技が注目されはじめたら、テーマ株の筆頭として暴騰する可能性は十分にあります。以前、テニスの錦織選手が全米オープンで決勝進出した際には、WOWOWの申し込みが急増して、株価も上昇傾向にありました。
パリオリンピック関連銘柄としては、ダークホースとして注目です。タイミングとしては、2024年2月度の本決算と2025年度の業績予想が発表される2025年の4月末頃から5月上旬ころがよいと予想しています。業績予想がよっぽど悪くない限りは、オリンピック前後までは上昇していきそうな気がしています。
チャート
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4751 サイバーエージェント
ネット広告代理業が祖業です。スマホサービス、ゲームなども展開している、ITメガベンチャー企業です。
サッカー:7/24~8/10 ※メダル確定日(8/8~10)
W杯のような展開になれば暴騰しそうな銘柄ですね
業績的にもチャート的にもこれから面白そうです
値上がり予想「〇」の理由
2024年9月期の業績は増益が見込まれています。前年度の1Qは経常利益が9億の赤字でしたが、1/31に発表された今年度の1Qは64億の黒字に転換して、株価も急騰しています。
サイバーエージェントは今でこそ東証プライムの大企業ですが、ITバブルの頃から成長を遂げたメガベンチャー企業です。そのため、配当利回りこそ1.5%ほどありますが、PER、PBRなどはグロース並みに高いです。他の関連銘柄と比べると、株価の上下幅が大きいので株をはじめられたばかりの方にとっては怖さもあるかもしれません。
パリオリンピック銘柄としては、インターネットテレビのABEMAによる影響での株価上昇が期待されます。特にサッカー関連銘柄として、2022年のワールドカップでは日本代表の試合のたびに、株価が何度も反応していました。本田圭佑さんが独特の切り口で解説していたことや無料放送だったことで、ABEMAの視聴者層が一気に増えたのが、その要因でした。ABEMAがオリンピックでサッカーを無料放送すると確定したわけでも、本田圭佑さんが解説をするかもわかりませんが、それが実現したときには、株価は確実に反応してくるでしょう。
チャートは2022年から2年間ほど下降トレンドで推移してきましたが、昨年末から底打ち反転してきています。先日の決算で暴騰して、その反動でここ1週間ほどは少し調整をしていますが、日足チャートは完全に上昇チャートにトレンド転換しています。また、各証券会社もここにきてレーティングを引き上げています。業績面が安定している以上、調整が一服したら、再び上昇していきそうなので、押し目でインして、パリオリンピックまでホールドを決め込んでもいいかもしれません。
チャート
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3030 ハブ
首都圏中心に英国風パブ『HUB』、ウイスキー主体の『82』を展開している外食サービス業の企業です。MIXIと資本業務提携しています。
サッカー:7/24~8/10 ※メダル確定日(8/8~10)
ラグビー:7/24~30 ※メダル確定日(7/27、30)
バスケット:7/24~8/11 ※メダル確定日(8/10~11)
バレー:7/27~8/11 ※メダル確定日(8/9~11)
ハブ株はスポーツイベントで必ず上がりますが、インするタイミングが難しい・・・
指標はどれも割高なんですよね・・・
値上がり予想「◎」の理由
業績面ではコロナ禍で赤字に転落しましたが、少しずつ赤字縮小して、2024年2月期は黒字転換する見込みです。来年度の25年2月期も店舗出店が増えて、開発費が減少する見込みのため、黒字をキープすると思われます。
東証スタンダード市場に上場していますが、株価指標はどれも割高でグロース寄りで、配当も微々たるものなので、ファンダメンタルズ重視の方や株をはじめたばかりの方にとっては怖くてなかなか手を出せない銘柄かなと思います。
ただ、ハブ株の面白さはスポーツイベントがある度に株価が動く傾向にあります。特にサッカーやラグビーなどのみんなで盛り上がるチームスポーツ競技の国際大会では必ずといっていいほど上昇します。問題は入るタイミングと手放すタイミングです。国際大会中では日本代表の勝ち負けが翌日の株価の上下に関係してきます。そのため、大会前の安値で推移しているうちか、毎日チャートや出来高推移を注視しておいて、初動に乗っかりたいところです。
チャートは2023年はスポーツイベントの多い年でしたので、株価の上昇局面が多くありました。逆にイベントが落ち着き始めたころから株価も急落しています。ただ、業績面やパリオリンピック開催が7月に控えていることを考えると、700円前後で拾えれば損する可能性は低いように思っています(もちろん、指標の高さや信用買い等の需給も気になるので下値を大きく掘る可能性もあります)。
チャート
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おまけ
ここまでこの記事を読んでくれた方、ありがとうございます。ささやかなお礼として、わたしの密かなおすすめ銘柄をご紹介したいと思います。上記の一覧には載せていません。(もちろん上がる保証はどこにもありませんが・・・)
バスケット:7/24~8/11 ※メダル確定日(8/10~11)
3928 マイネット
おすすめの理由
ずばりバスケット関連銘柄です。ゲーム関連銘柄でもあり、バスケットに関する事業を展開しています昨年のW杯での盛り上がりから、今回のパリオリンピックで最も注目される競技の1つになるでしょう。そして、現役NBAプレイヤーの八村塁選手も参加予定ですから、大会前には大きくメディアで取り上げられると思います。
マイネット<3928>が3日続伸し、一時451円まで買われる場面があった。
同社は、2022年8月に日本最大級のバスケットボールメディア「BASKETCOUNT」(バスケット・カウント)を買収し、その運営を行っているほか、ファンタジースポーツサービス「B.LEAGUE#LIVE2023」を展開するなどバスケットボールに関する事業を手掛けており、バスケットボール男子日本代表のパリ五輪出場決定が株価を刺激する格好となっているようだ。
「gamebiz」https://gamebiz.jp/news/374232
【株式】マイネットが3日続伸…一時451円まで買われる バスケ男子日本代表のパリ五輪出場決定が株価の刺激材料に
- チャートは長期で下降トレンド
- 株価が上場来の安値圏
- 材料で急騰しやすいゲームセクター
- 普段の出来高少なく、仕手化の可能性もアリ
- 業績は黒字転換
- 自社株や復配の可能性もアリ
チャート
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オリンピック関連銘柄で勝つための戦略(最適な売買タイミングは?)
株の売買はそのタイミングが重要です。儲けを出すためには、どんな銘柄でも安く買って高く売るのが絶対の鉄則です。
買い時
開催2カ月前の5月頃がベストかな・・・
大会前のなるだけ安いところを買っておきたいですね
オリンピック直前期
パリオリンピックの開会式は7月26日(金)にありますが、サッカーとラグビーは7月24日(水)から試合がはじまります。その前週の7月22日(月)~26日(金)に盛り上がって関連銘柄が動く可能性が高いので、その間でまだ動き出していない銘柄を買っておくとリスクが比較的少ないでしょう。
株探でパリオリンピックが「テーマ株」として取り上げた時
大会前には「テーマ株」として株探ニュースになります。そこで関連銘柄として個別銘柄も紹介されるので、それを合図に買するというのもわかりやすい買いタイミングです。ただし、取り上げられた銘柄の翌日の株価は、大きく上がることも多いため、寄りで入ると高値掴みになる可能性が高いので、すこし場内の様子を見て押し目を狙ってもいいかもしれません。
オリンピック前の四半期決算発表後
個別銘柄には3か月に1度、決算発表があります。その前後で株価が大きく動く可能性があるので、決算発表が終わってから買うと余計なリスクを避けられます。日本企業は5月に本決算発表をするところが多いので、5月下旬から6月上旬の押し目を狙うというスタンスで気になるオリンピック関連銘柄を監視下に入れておくとよいと思います。
大会中の押し目
もちろんオリンピック期間中に買いで入るのもアリです。たとえばのタイミングとして、関連銘柄の株価がジャンプアップした翌日の押し目などはチャンスです。また、休息日など日本代表の試合がない日などに株価も落ち着く傾向にありますので、そこを狙うというのもいいでしょう。ただし、ボラティリティーが大きくなっているので、タイミングを間違えると大損するリスクもあるので、大会中は冷静な取引を心がけたいですね。
売り時
”思惑で買い、事実で売る”
過熱感があるとわかっていてもなかなか売れないんですよね・・・
オリンピック開催式の日
「開会式で売るの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、株式投資の世界には”思惑で買い、事実で売る”という格言があります。オリンピックの開会式は事実ですから、その日が一つのピークになる可能性があります。もちろんその後に値上がりしていくかもしれませんが、すでに利が乗っているのであれば、欲張らずに利益確定するのが一番賢い売りタイミングかもしれません。
オリンピック閉会式の日
閉会式を”事実”とすると、翌日から材料がほぼなくなります。株価も祭りのあととなり、大幅下落のリスクもあるので、たとえ含み損を抱えていたとしても、閉会式の前には関連銘柄の保有は減らしておきたいです。
関連競技のメダル獲得日
オリンピック期間全体で株価が盛り上がる銘柄もありますが、関連競技にのみピンポイントで反応する銘柄もあります。特にメダル候補の人気選手がいる競技やスポンサー企業は、メダル獲得が近づけば上昇していきます。そして、メダル獲得した暁には、ご祝儀相場で暴騰する可能性も高いです。逆に言うと、その日の株価がピークになる傾向にあるので、そこでスパッと利益確定できれば理想的だと思います。
あくまでも筆者の独断と偏見に基づいた予想です。株の売買は自己責任でお願いいたします。
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